卒業論文要旨


『都市のアーケードデザインに関する調査研究』(京都大学工足彩胜负14场土木工学科卒業論文,1995年2月3日)

本研究では、都市のアメニティの向上に貢献するアーケードのデザインを支援するために、戦後の西日本の代表的な設計事例を対象として、デザインの歴史的変遷を体系的に整理分析した。
その結果、第Ⅰ期?勃興期、第Ⅱ期?発展期、第Ⅲ期?展開期、第Ⅳ期?成熟期、の4期に分類でき、形態と素材の変遷が明らかとなった。更に、デザインの変換期に社会状況が与えた影響について調査、記述した。



◇◇◇◇◇ 目次 ◇◇◇◇◇

第1章 序章                         1
1.1 はじめに                        1
1.2 研究の意義と目的                    1
1.3 研究の位置付け                     3
1.4 研究の構成                       3

第2章 アーケードの定義と概要                6
2.1 アーケードの定義                    6
2.2 アーケードの構造と各部の名称              6
2.3 日本におけるアーケードの起源              7
  2.3.1 雪よけを起源とするアーケード           7
  2.3.2 明治期?銀座煉瓦街にみられるアーケード      7
  2.3.3 日よけを起源とするアーケード           8
  2.3.4 その他のアーケード                9
2.4 アーケード整備をめぐる日本の現行諸制度         9
2.5 日本のアーケード施工会社の現状             10

第3章 近代アーケードデザインの歴史的変遷          13
3.1 調査の対象と方法                    13
  3.1.1 調査の対象                    13
  3.1.2 調査の方法                    14
3.2 時代区分とデザインの特徴                15
  3.2.1 データの分析結果                 15
  3.2.2 時代区分                     16
  3.2.3 第Ⅰ期                      17
  3.2.4 第Ⅱ期                      18
  3.2.5 第Ⅲ期                      19
  3.2.6 第Ⅳ期                      20
3.3 社会情勢の中での位置付け                21
  3.3.1 近代アーケードの出現と鉄をめぐる事情       22
  3.3.2 第Ⅰ期から第Ⅱ期へ                22
  3.3.3 第Ⅱ期から第Ⅲ期へ                23
  3.3.4 第Ⅲ期から第Ⅳ期へ                24
  3.3.5 第Ⅳ期の問題点と将来像              25

第4章 結論                         27
4.1 結語                          27
4.2 研究の課題と今後の展開                 29